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作業前と作業中のKKDは『悪』であるが、作業完了後の『感じ』だけは大事にしたい



KKDという言葉がある。
勘 と 経験 と 度胸 という何とも不確定な要素に成り立つ仕事の進め方をしているときに使われる。

 勘  ・・ これはこうだから、こうだろう という思い込み
 経験 ・・ 今までこうだったから、こうだろう という思考停止の流れ作業
 度胸 ・・ これはこれでいいだろう! という根拠も何も無い運任せの仕事の仕方

はっきりいうと、これらは全て撲滅すべき『悪』である。
が、計算の上に成り立つKKDの場合は全く別なのであるが、それは別の機会に紹介しよう。

KKDに共通するのは『感覚』『感じ』である。
どこからくるかわからない人間の第六感である。

ロジスティクスにおいて、第六感は不要である。
影響範囲が多岐に渡る為、いきあたりばったりで作業を進められたらどんな影響があるかわからない。
計算された仕様以外の事はすべきではない。

極端に言うと、作業前、作業中の感覚や感じなどは捨ててしまったらいい。

感じにとらわれず、仕様どおりに作業を行い、仕様からそれた事象については管理者へ報告し
管理者が影響範囲を考え決定を下す。
これが大事だ。


感覚や感じは捨ててしまえ、といったが
作業完了後の感覚や感じは大事にした方がいい。

いい仕事とは、ミスが無く、スムーズに時間通りに完了する仕事の事で
いい仕事というのは、作業完了後にきわめて『いい感じ』になるのである。

使った器具は綺麗に整理され、机や椅子も整列している。
ごみなど無く、あまり資材も綺麗、もしくは計算どおりに全て使い切っている状態。
作業者も頭がすっきりしていて達成感と高揚感がある状態。

場も人も清清しい状態。
これが『いい感じ』である。

完了後にこのような状態になった仕事は、かなりの確率でいい仕事である。

いい感じで終えた仕事にミスが0か?と問われれば0かもしれないし0ではないとは言い切れないが
いやな感じで終えた仕事にミスが0か?と問いあわれれば、100%ミスがある。と言い切れる

これは必ずだ。
理屈ではない、必ずそうなっている。

だから、作業完了後の『感覚』を大事にし、一つ一つの作業ごとに『感覚』を振り返って見る事が重要である。