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まずは 本を読み展示会やセミナーに行け。話しはそれから

どこの業界でも同じことだと思うが、
自社内にある情報や、自分の経験だけでこれからの社会は生きてはいけない。

外部からの刺激がなく、自社の経験だけで仕事をやっている人
ここ数年延命されているだけで、実質的にはもう死んでいます。

最初に言っておきますが、『私はそんな事無い、ちゃんとニュースみてるから』
と、TVと新聞だけでよしとしている人。同じです。
『おまえはもう死んでいる』

しかし、救いがあるのはこの『死』は生き返ることが可能という事。
茨の道だが敗者復活の道はある。

物流業界の敗者復活の道、
それが、タイトルにある

1 本を読むこと
2 展示会に行きいろんなソリューションを見る事
3 セミナーを聴講し色々な考え方を吸収する事

おおざっぱにはこの3つ。
さらに、この3つを基礎として発揮させる為に重要な事もあるが、それはまた別の話。

1 本を読むこと
読みなさい。
手当たり次第に読みなさい。

物流に関する書籍はたくさん読みなさい。
 最近のトレンド本
  今なら、EC、Amazon、ドライバー不足などに関する本
 物流全体の解体新書的な本
  物流とはそもそも何か、全体最適の進めかた、などに関する本
 物流機能ごとの本
  国際物流、構内作業、輸配送、在庫管理、物流システムに関する本

そして、少しだけ視点をずらした本も読む
 IT関係
  基礎知識、データベース、AIなど
 ロボット系
  機械、AI、管理など
 生産管理
  IE、ジャストインタイム、セル生産など
 
生産系の本も必読
 トヨタ方式
 ゴールのようなもの

物流はチーム仕事、チームマネージメント関係も必要
 マネージャーの心得のような本
 チームワークを上げるハウツー
 
流通系、業界別の本も読んだらいい


簡単にカテゴリわけをすると以上のようなものになる。

何冊か読んでみるとわかると思うが、1冊の中で使える情報は数ページ。
その他のページは将来必要になる知識だから項目だけ頭の片隅に入れてしまっておくようにする。

また、物流は特に読むべき書籍は多岐に渡ると感じる。
1冊ずつ丁寧に読んでいては時間がなくなるので、速読技術が必要。絶対必要となる。 

そんなに広い分野が必要か?という方に。
 トヨタカンバン方式は、物流改善に関するアイデアが詰まっている事に気付いているか?
 オムニチャネルは物流が支えないと実現しない、という事に気付いているか?
 Amazonが同時注文でなぜ複数梱包、しかも中身がスカスカ状態なのかの理由が言えるか?
物流とは直接関係が無い分野でも重要な情報が詰まっている事が想像できると思う。


2 展示会に行きいろんなソリューションを見る事

展示会は、未発表のソリューションが多い。
そもそも『こんなのできたらいいな』レベルでも出展されているソリューションがある。
しかしながら、有用なソリューションであれば、数年後には実現される傾向がある。

展示会は、少し先の未来の物流業界の姿の一部を見る事ができる場なのである。

これを、映像や紙の情報だけで網羅しようとすると、実感がまるでわかない。
そもそもそが『まだ実現されていないソリューション』であるし、必要かどうかもその時点ではわからないものも多い
ふわふわした印象しかなく、ドラえもんの秘密道具と対して変わらない。

だが、それを間近で実機を見る事でより明確なビジョンとして認識することができる。
マテハン企業が見せる新しい機器がIT企業がデモする新感覚のシステムが
その時は「使う場面無いな」と思っても市場が追いついてきて、
 『あの時見たあれ、使えるじゃん』
となるのである。

パワードスーツや自動走行のパレット台車、AI配車など、過去に人知れずこっそり展示されていたが
最近はかなり多くのソリューションがでている。

新しい技術は、いち早く情報手に入れたほうが有利になる。

その為に、展示会に行く必要がある。


3 セミナーを聴講し色々な考え方を吸収する事

成功自慢と新商品の宣伝。
などとセミナーをとらえていないだろうか?

ある意味正しい。

参加料無料のセミナーなどは、つきつめると結局それが目的だ。

この商品を入れた企業が成功したよ、だからみんな買って。

これがセミナー開催側の目的だ。

これを割り切って認識しておけば、何も怖くない。
販促という側面を切り取って残ったのが有用な情報になるからだ。

また、このようなセミナーは何より刺激になる。
セミナーを聞いて、よし!負けてられない! という気持ち。

一企業の一機能で終わってたまるか!
私は、このように会社にとらわれずにビジネスをしよう!という気持ちになった。

もちろん、セミナー内容も有用だ。
情報はあって困る事は無いし、即自分に活かせることもある。

全く関係の無い分野にいくことは無駄であるが、少しでも参考になりそうなら行くべきだ。


全ての基本、最初の一歩について記載した。
行き詰っている人、これから物流に携わる人にとって参考になれば幸いだ。